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NBOトレーニングと認定

NBO(新生児行動観察) は、Brazelton Institute、Boston Children’s Hospitalとハーバード大学で開発された親子関係構築支援ツールです。NBAS(新生児行動評価)を改良した生後3 か月迄の子どもとその親への早期介入プログラムです。現在は、世界20 か国の臨床現場で導入され、母親のメンタルへルスの指標の改善、親子関係構築促進等の効果が報告されています。
NBI Japanは、Boston Children’s HospitalのBrazelton Instituteより、2016年に正式なNBOトレーニングサイトとして認められ、日本語によるNBOのトレーニングを提供しています。また、より細やかに赤ちゃんの行動の個別性を読み取れることで、適切な介入へと繋げられるように、NBOとともにNBASを受講することを推奨しています。

NBOトレーニングコース

日本では、2016年からトレーニングが開始され、既に200名近くの方が受講しており、全国の産科・NICU/GCU、地域母子保健等の現場における家族支援、継続支援外来、家庭訪問、産後ケア、療育支援等で活用されはじめています。また、トレーニングでは、同じ課題に向き合う多職種間で、互いの専門性を尊重しながら、協力して学び合う場にもなっています。
日本のトレーニングプログラムは、standard infantとhigh-risk infantの内容をmixさせて提供しています。健常新生児とハイリスク新生児のための特別プログラムです。Brazelton Instituteが開発した世界共通のトレーニングプログラムを日本語で受講できます。
トレーニング受講後すぐに実践場面で活用できるよう、トレーナーは、トレーニングコースだけでなく、受講後1ヶ月時と3ヶ月時のweb follow-up meetingも含めて、実践者の方々を支援していきます。

日本のNBOトレーナー:大城昌平、岩山真理子、齋藤英子

NBOトレーニングは、以下の全ての条件を満たす方の受講が認められます。

  • ●生後3ヶ月までの赤ちゃんとその家族への実践(観察・診察・ケア・相談・指導等)を自立して実践している
  • ●赤ちゃんのお世話とその家族への関わりに慣れている
  •  ※直接関わったり、接したことのない方は、経験後の受講をお薦めします
  • ●生後3ヶ月までの赤ちゃんとその家族へ支援する専門家(有資格者:医師、看護職、心理職、リハビリスタッフ、保育職、福祉職等)

NBO トレーニングの流れ